November 1, 2008
朝晩はめっきり冷え込み、いよいよ秋本番。燗酒の季節です。 燗酒は安酒屋で飲んだくれてるオヤジのモノと思うなかれ。旨くて飲みやすく、燗酒だからこその効能も色々あるんです。
まず、燗酒にすると、体内のアルコール吸収が早くなるので、ヤバくなる前に程よく酔いが回り、適量を楽しく飲めること。
それに、常温や冷やでは、雑味が多くておいしく飲めなかった酒も、燗にすると燗上がりといって、おいしく化けることもあるんです。
そして、燗向きの酒は、一升瓶2000円台の純米酒クラスがメインとお手頃価格。秋の夜長にじっくり家飲みにももってこい。
燗酒のウンチクを語れば、日本酒に含まれるアミノ酸などの旨味成分が温めることでより引き出され、コクや味わいが出てくるってことですが、要は、常温や冷やにはないおいしさが味わえるってこと。
いざ燗酒を楽しむなら、できるだけ湯煎で。 じわじわ温度が上がるので、酒本来のポテンシャルを損なわずに、燗酒ならではの味わいが楽しめます。
それでも面倒って人は、徳利を電子レンジで40秒。でも、アルコール臭が目立つこともあるので、積極的にはオススメしませんが...。
生酒やにごり酒などにも燗栄えするものがあるので、燗酒にハマれば、色々試してみるのもまた一興。
さて、今回の「都鶴 純米酒 極辛」は、日本酒度+8、酸度も+1.6と、まさに燗栄えする酒。 山田錦100%の純米酒で、口あたりは甘さも感じるなめらかさ。味わいは重からず軽からずで何杯でもイケそう。適温はぬる燗~上燗(40℃~45℃くらい)。
何より、食中酒に最適で、料理の味を邪魔しないのが◎。
冷やではまた趣きが異なり、冷蔵庫で涼冷え(15℃くらい)まで冷やすと、味わいは大人しくなるものの、スッキリ感がより際立ち、後口スパッとキレ味良し。
コスパも良く、関西では割と入手しやすいので、燗酒の定番としてぜひお試しあれ。
Text/Akihiko Nishio
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