CREATORS GALLERY

JAMOOLに集う様々なクリエーターが、彼らの作品を通じて、互いに刺激を与え合う。
ここから、新たなコラボレーションを生み出していきたい。

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MUSICIAN : DETROIT SOCIAL CLUB / デトロイト・ソーシャル・クラブ

October 5, 2010

JAMOOL編集部が注目するクリエーターを特集。
彼らの想い・考え・志向性に迫る。
DETROIT SOCIAL CLUB / デトロイト・ソーシャル・クラブ 1

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デトロイト・ソーシャル・クラブ

■メンバー
デヴィッド・バーン(Vo, G)
デイル・ナイト(Key)
デヴィッド・ウェルシュ(G)
ジョニー・ボンド(G)
クリス・マッコーティー(B)
デヴィッド・グリーン(Dr)

2007年、イギリスはニューキャッスルにて結成された6ピース・バンド。元々レコーディング・エンジニア兼プロデューサーとして活動していたデヴィッド・バーン(Vo, G)のスタジオ・プロジェクトとして始まり、ネット上にアップしたデモ音源が話題を呼び、様々なレーベルやマネージメントからの連絡が殺到。そこで自らのスタジオに出入りしていた馴染みのミュージシャンや友人であった。デイル・ナイト(Key)、デヴィッド・ウェルシュ(G)、ジョニー・ボンド(G)、クリス・マッコーティー(B)、デヴィッド・グリーン(Dr)の5人とともにバンドを結成、本格的な活動を開始する。08年ファースト・シングル『Rivers and Rainbows』、続いて09年セカンド・シングル『Sunshine People』をリリースし一気に注目を集めると、イギリス国内を精力的にツアーし着実にファンを獲得。同時に、オアシスやプライマル・スクリーム、レイザーライトのオープニング・アクトに抜擢され、大きな話題となる。NMEやQといった有力メディアから「ネクスト・ビッグ・シング」として大きな期待をかけられる、現在イギリスで最もアルバムを待ち望まれているバンドのうちの一組。

  • CREATORS Q&A

  • Q1. ミュージシャンになった理由・きっかけは何ですか?
  • デヴィッド(以下D): 90年代、兄貴が聞いていたストーン・ローゼスがきっかけに、スウェードとか、ブラーとか、オアシスとかでブリッドポップシーンにはまっていったかな。ちょうどその辺りが盛り上がってる時期なのでそういうのに夢中になったんだ。それからストーン・ローゼスのカバーもやっていたんだよ。そのときはボーカルだけだったんだけどね。
  • Q2. 音楽のどういうところに魅力を感じますか?
  • D: 二つの見方があると思う。まず、聞き手として音楽のいいところは、全く想像もできないような世界に運んでいってくれること。目を閉じてたとえばボブディランやニールヤングの曲を聴いていると、彼らの歌声とその後ろで鳴っている音を聞いていると無意識の世界にとんでいってしまうことができるんだ。そんなことよく言われていることじゃないかと思われるかもしれないんだけど。
    それから、音楽を作る人間としては、コミュニケーションのひとつかな。それから、自分を主張するための手段として一番優れたものだと思ってる。それは、音楽じゃなくて物語を書くのもそうなのかもしれないけど。無意識であれ、意識的であれ、自分の中にあるものを文章にするということは、表現としてものすごく深いことじゃないかと思うんだ。
  • Q3. バンド名の由来は?メンバーはどうやって知り合ったのですか?
  • D: バンドのメンバーのうちふたりは昔からの友達で、お酒を飲みに行ったりしていたんだ。そのうちのひとりは、ベースなんだけど、僕の子どもの頃からのベストフレンドと言える存在だったひと。他のメンバーは、僕がスタジオで仕事していたときに他のバンドで活動していた人たちだったんだけど、スカウトして入ってもらったんだ。
    バンドの名前は、バンドを組む前からMyspaceに僕が勝手にあげていた名前をそのまま使っているんだよ。僕が大学でアメリカの歴史を勉強していたときに出てきた、デトロイトという街にすごく魅力を感じていたんだ。それから、ソーシャルクラブというのはイギリスの社交界。そんな、いかにもアメリカ的なものとイギリス的なものの組み合わせが、僕らがやっている音楽にぴったりなんじゃないかと思ったんだ。
  • Q4. 自分たちの音楽のオリジナリティはどんな部分にありますか?
  • D: まず、いろいろなジャンルのミクスチャーという一面はもちろんある。一つのジャンルにこだわるよりは、いろいろな音楽を組み合わせるところに魅力があるんじゃないかと思っているんだ。それから、歌詞や曲に正当性があるところじゃないかな。
  • Q5. 演奏する際に特に意識していることは?
  • D: そのゾーンに入れるかどうかと言うこと。なんでもそうなんだけれども、自分の心がそこに入っていないと、心ここにあらずでやっていたのでは、見ている人にも気付かれてしまうと思うんだ。ラッキーなことに僕の場合は、10本やったら9本のショーに全身全霊をつぎ込むことができていると思う。それがあるから、人は僕らのパフォーマンスに惹きつけられると思うんだ。だって、せっかく楽しみにしてくれていたバンドがいい加減なことをやっていたら本当にガッカリするでしょ?
    でも10本に1本くらいは、人間だからしょうがないときもあると思うし、それは正直さと言う意味で、そんなときもあるかもしれない。たとえば、遠く家を離れたライブ会場で、小さな自分の娘のことが気になって仕方がない時とかね。
  • Q6. これまでのライブで最も印象的なものを3つ挙げるとしたらなんですか?それを選んだ理由も教えてください。
  • D: ひとつは、ウォーターラッツというロンドンの小さなクラブでやったもの。まだレコード会社と契約する前だったんだけど、レーベルやマネージメント会社の人たちがたくさん来てたんだ。ふたつめは、今年のグラストンベリー。やっぱり、グラストンベリーで演奏するということは、バンドにとっては夢が叶ったようなものだからね。3つめは、今年のフジロックかな。実は今回のフジロックは、いままで6人でやっていたのが5人になって初めての大きなショーだったんだ。だから当然のように違和感はあったんだけど、それでもものすごく盛り上がって楽しかったよ。サマーソニックにしろフジロックにしろ、僕とドラマーが、いつもふたりで「とにかく日本でやってみたい」とずっと話していたから、これも夢が叶ったんだよね。
  • Q7. ミュージシャンとして影響を受けたヒト・コト・モノはどんなものですか?どういう部分で影響を受けましたか?
  • D: いまは娘だね。彼女の存在がすごくインスピレーションになっている。それから、文学。良い本を読むと、その本を書いた人の創作力にすごく感銘を受けて、自分も何か作ってみたくなることが多い。本の中でも、実存主義的なものが好きで、そういった本をよく読んでいるかな。あとは、祖父が軍隊で世界を世界を回っていて、そんな話を聞いて育ったから、僕もいろいろな土地を回ってみたいと思っていたんだ。そんな祖父の話からも影響を受けていると思う。
  • Q8. ご自身の曲も含め、もっとも愛する3曲(曲名・アーティスト名)を教えてください。
  • D: う~ん、ものすごく難しいね。今この瞬間に限って言えば、「ジ・エンド」ビートルズ、「パラノイド・アンドロイド」レディオヘッド、「ビター・スゥイート・シンフォニー」ザ・ヴァーブの3曲。
  • Q9. 死ぬまでに絶対成し遂げたいことは何ですか?
  • D: もちろん、音楽をひとつのキャリアとしてきちんと確立することができたらいいと思う。ただ、音楽だけじゃなく、人生の中でいろいろな意味でのリスペクトを受けられるような人間になることがとても大事なことだと思うし、何よりも大切なのは、僕が死の間際に自分が良い父親だったと思えること。そして、たくさんの友達がいたことに感謝できることかな。
    ここで、グラストンベリーでラストを飾ることと言うのは簡単なんだけど、もっと大切なことが人生にはたくさんあると思っているからね。
  • Q10. 最近お気に入りのファッション・映画・本・アート等はありますか?
  • D: いま、ノンフィクションの「ティッピング・ポイント」というマルコム・グラッドウェルというひとが書いた本を読んでいるんだ。これは、トレンドやカルチャーのムーブメントがいかにして移り変わっていくのか、その理由が書いてあっておもしろいよ。それから、フィクションだと「エニー・ヒューマン・ホット」というウィリアム・ボイドがおもしろかった。映画では、「アイム・ノット・ゼアー」というボブ・ディランを描いた作品なんだけど、これもとってもオススメだよ!ファッションは、最近スーツを着るのがとっても気に入ってるんだ。フジでも白いスーツを着たよ。次のシングルのPVでは、良いスーツを仕立てたんだけど、これからはそういうスタイルにしていこうかなと思っているんだ。バンドをやっている人は最近あまり着飾らない人が多いようだから、逆を行ってやろうと思っているんだ(笑)。
  • Q11. 今、一番欲しいものは何ですか?
  • D: 日本のお土産に、娘に着物を買って帰りたいと思っているんだ。あるいは、お酒でも買って帰ろうと思ってるところだよ。こないだ日本酒をホットで飲んだんだけど、ウィスキーみたいなものだと思ってガンガン飲んだら、大変な目にあったよ(笑)。
  • Q12. 今後の取り組み・お知らせなどあればどうぞ。
  • D: 日本はちょっとよくわからないんだけど、イギリスで発売する次のシングル「ノーザン・マン」を持って、いろいろな活動をしていく予定になると思うよ。でも、年末に向けてもう一度日本に来られるように、いろいろと話し合っているところなんだ。今回ほど暑くないといいな(笑)。
  • Q13. 日本のファンに向けてコメントをお願いします。
  • D: 日本はすごく楽しかったよ、ありがとう!こんなにみんながフレンドリーで、リスペクトしてくれる国は初めてだった。だから、また日本に来るのが楽しみなんだ。
  • Q14. 最後に、JAMOOLをご覧になって感想をください!
  • D: 日本語なんでよくわからないけど、見た感じはいいね!なんで僕らのアルバムが紹介されてないんだ!(笑)。スーツのページを見てもいい?


 

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