MUSICIAN : Blood Red Shoes / ブラッド・レッド・シューズ
November 7, 2010
JAMOOL編集部が注目するクリエーターを特集。
彼らの想い・考え・志向性に迫る。
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Blood Red Shoes / ブラッド・レッド・シューズ
Photo/Masanori Naruse
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Blood Red Shoes
ブラッド・レッド・シューズ
メンバー
ローラ・メアリー・カーター(vo/g) : 女性
スティーヴン・アンセル(vo/dr) : 男性
2004年にイギリス、ブライトンで結成。バンド名の由来は1930年代のミュージカル女優、ジンジャー・ロジャースがトウ・シューズを血染め"ブラッド・レッド・シューズ"にしながら努力したという逸話から拝借。
2007年NME New Musicツアーに参加し、「2008年のブレイク予測」トップ10リストにも選出。期待の新人として大きな注目を浴びる中、アルバム『Box Of Secrets』でデビュー。世界的ブレイクを果たす。
2007年~2008年の間に、British Anthems、単独公演、Summer Sonic、The Killsとの対バン・ライブと、計4度来日。親日家としても有名である。
2010年2月、全世界待望の2ndアルバム『Fire Like This』をリリース。
- CREATORS Q&A
- Q1. ミュージシャンになった理由・きっかけは何ですか?
- ローラ(以下L): すいぶん若い時にバンドを始めて、前にやっていたバンドつながりで私たちは出会ったの。私たち2人とも、すごく幼い頃から音楽が好きだったと思う。
スティーヴン(以下S): 僕達は音楽をやりたいといつも思っていた。それで出会って、気が合うし、一生続けて行けるようなバンドを組みたいとどっちも思ってたって気づいたんだ。 音楽は最も大切なものだっていう共通の考えを持っていたから、バンドを組んだんだと思う。それに普通の仕事にはつきたくなかったしね。
- Q2. 音楽のどういうところに魅力を感じますか?
-
L: 特にグランジね。私たちはNirvana, Hole Sonic Youth, Babes in Toyland, Sonic Youthを聴いて育ったし、彼らの存在は大きいわ。
S: 2人とも同じ音楽から刺激を受けていて、似たようなバックグラウンドをもっていると思う。特に好きなのはHole, Babes in Toyland and Bikini Killsだね。なぜなら女の子でもアグレッシブな音楽を作れるんだって、10才の僕に示してくれたからね。それが、この先僕がやっていきたいことになったのかな?
- Q3. バンド名の由来は?メンバーはどうやって知り合ったのですか?
-
S: バンド名は本からとったんだ。バンドを始めたとき、ライブをやらないかって誘われたんだけど、名前がなかったから急いで決めないといけなくなったんだ。僕らの友達が、30、40年代の古いハリウッドの話が色々載ってる『ハリウッド・バビロン』っていう本を持っていたんだ。聞いたことない映画の裏話とか、ハリウッドの隠された真実とかね。その中の話の一つが、ジンジャー・ロジャースとフレッド・アステアの映画についてだった。ジンジャー・ロジャースが映画のワンシーンを撮るために、タップダンスを何回も何回も繰り返し、血が出て白い靴が真っ赤になるまで踊り続けたっていう話だったよ。僕らはその話がなんかクールだと思ったんだ。それでそこから名前をとったんだけど、6年後のことは考えてなかったね。本当に急に決めたことだけど6年後ぼくらはここにいる。そう考えるとおもしろいよね、Blood Red Shoesって。
- Q4. 自分たちの音楽のオリジナリティはどんな部分にありますか?
-
S: 僕らのバンドの最もオリジナルで他のバンドと違ってユニークなところって、シンガーが2人いるってとこだと思う。
L: そう、デュアルボーカル。1つの曲で、スティーブが1人で歌って、私が1人で歌って、また2人一緒に歌ったりするから、私たちみたいに交互に歌う人たちってあまりいないと思う。大抵の場合メインシンガーが1人いるだけよね。他に歌う人がいたとしても、少ししか歌わない。そういう曲はアルバムに一曲しかなかったりするし。私たちは本当に交互に歌うの。
S: 僕たちみたいにやってるバンドってそんなにいないと思うな。
L: そのことについて誰もふれないのも妙よね。
S: 他の多くのバンドについて考えてみると、2人もボーカルはいないよね。現在の多くのバンドはボーカルが1人いるだけで、古いバンドはまた違ったりもするね。The xxもボーカルが2人いるけど、僕たちとはまた違うよね。
- Q5. 演奏する際に特に意識していることは?
-
S: 僕たちがライブで演奏する時...
L: みんな1人1人とつながって、ただそれを楽しむだけね。
S: ライブがうまくいっている時って、実は何も考えていなくて無心になってて、ただなにかが起こってるって感じなんだ。それがベストな状態だね。僕たち2人とオーディエンス全員が本当にシンクロして一緒になっている時は、その時に起こっていることについて本当になにも考えてないんだ。全部が今までとは違う新しい体験だよ。でももしそれが悪いライブだったら、「くそっ、これを演奏しなきゃ、ペースを落とさなきゃ、ドラムスティックはどこだ!」って考えゃうね。でも僕たちが音楽を書く時って、何考えているのかよくわからないよね?僕らあまり考えないんだ!いつも衝動にまかせるだけだね。
L: もし考え過ぎてしまうと、いつもぐちゃぐちゃになっちゃうから、あまり考えない様にしてるの。
S: 音楽は深く考えるよりも、衝動や感じることだからね。深く考えることが得意なバンドもいるけど、僕らには合っていないよ。脳の電源を完全に切って、感情的になる方が僕たちには合ってるね。
- Q6. これまでのライブで最も印象的なものを3つ挙げるとしたら?選んだ理由は?
-
L: 一つ目はパリでRage Against The Machineと共演した時ね。私たちにとってとても大きなことだった。二つ目はレディングフェスティバルで初めて演奏した時かな。
S: そう2007年のレディングフェスティバルだね。
L: 思い出に残るライブ三つめは...ロンドン・アストリア2でヘッドラインだった時ね。今まで演奏した中でもとても良かったものの1つね。
S: うん、あれは最高だったね。
- Q7. ミュージシャンとして影響を受けたヒト・コト・モノはどんなものですか?どういう部分で影響を受けましたか?
-
L: 私にとっての初めての影響はコートニー・ラブね。彼らは私のインスピレーションみたいなものなの。今はQueen of The Stone Ageのようなバンドかな。
S: 色々インスピレーションを受けるものはあるけど、音楽を作る上での一番は、僕が他のことでは使えきれないくらい沢山のエネルギーを持っていることかな。僕にとって音楽は僕の中から取り出さないといけないものを取り出す方法なんだ。僕の家族が音楽に触れさせてくれたけど、その影響でもないね。内側にある何かを取り出そうとするというか。音楽が無かったら、この感情をどうすればいいか全く分からないんだ。もしかしたら閉じ込められてしまうかもしれない。多くのミュージシャンは同じように感じていると思う。
- Q8. ご自身の曲も含め、もっとも愛する3曲(曲名・アーティスト名)を教えてください。
-
L: Soon - My Bloody ValentineとGo with the Flow - Queens of The Stone Age。あとは考えるのが難しいわ...。
S: Katy Perryが大音量で流れている時に考えるのは本当に難しい!!!Rid Of Me - PJ Harveyかな。
- Q9. 死ぬまでに絶対成し遂げたいことは何ですか?
-
L: この先も音楽でキャリアを積んでいきたいわ。
S: 唯一の願いは土に埋められるまで音楽を続けていくことだね。それ以外にやりたいことなんて本当にないよ。月に行きたい人もいるけど、僕は宇宙にだって行きたいとは思わないね。ロックンロールバンドでありたいってだけだよ。
L: 私はすごく大きいライブをしたいな。
S: そうだね、そういった小さな目標は色々ある。イギリスのBrixton Academyを一杯にしてみたいね。もしそこでソールドアウトになったら、僕にとってすごく大きいことだよ。
L: 色々達成したいことはあるけど、出来る限り音楽を続けていきたいわ。
S: Josh Hommeが僕らのライブに来てくれたら嬉しいね。すごい楽しんでくれて一番前でクラウド・サーフィングしてくれたりして。
L: 誰か良い人達と一緒に演奏するのもいいね。一緒に曲書いたりして。
S: PJ Harveyと一緒に作曲できたらクールだよね。すごいことだよ。Sonic youthとジャムセッションもいいね。
- Q10. 最近お気に入りのファッション・映画・本・アート等はありますか?
-
L: 私たちデイビット・リンチの作品はどれも好きなの。
S: デイビット・リンチが作ったものほぼ全てだね。
L: Twin Peaksが大好きなんだ。一時期写真にはまったことがあって、特に好きな写真家とかはいないけど、lomoとかフィルムカメラを使うのが好きなんだ。
S: デジタルじゃなくてフィルムね。変な感じに浮き出てきたり、夢の中みたいに見えるlomoみたいな古いフィルムカメラ。
L: Mark Ridensのアートも好き。彼はとてもいいアーティストよ。
S: Jonathan Coeっていう作家が好きなんだ。日本語に翻訳されているかわからないし、イギリスの文化について触れられることが多いから、日本では理解してもらえないかもしれないけど。沢山書いていて、どれもすごく良いんだ。映画だったら、フランスのJeunet とCaro監督かな。「the City of Lost Children」という映画を作っていて、最近観たんだけどすごくクールなんだ。雰囲気とか空気感が素晴らしくて、すごく好きだね。あとは「Delicatessen」の暗くて気味悪い感じもすごく好きだ!
- Q11. 今、一番欲しいものは何ですか?
-
L: もっと寒くなってほしいわ。
S: 気温が下がって、沢山の人が僕たちのライブに来てくれることかな。
L: そうね、沢山の人が来てくれるといいわね。
S: 沢山の人がみんな完全にクレイジーになってほしいね。ジャンプしてクラウドサーフィングして、ブチギレてほしいね。
- Q12. 今後の取り組み・お知らせなどあればどうぞ。
-
L: 東京から戻ったら、ドイツでライブをするの。それから
S: 覚えてないな
L: ヨーロッパでいくつかフェスに出て、それから新しい曲をレコーディングする予定。それが終わったらクリスマスまでツアー行くよ。
S: アメリカ、カナダ、ヨーロッパ全土、イギリス、できたらクリスマスにはオーストラリア。そう、それでクリスマスよ!それで、来年もいくつかやるよ。
- Q13. 日本のファンに向けてコメントをお願いします。
-
L: いつも日本に来た時に迎えてくれてありがとう。私たち本当に日本が好きだから、もう戻ってこれないなんてことになったらパニックになるわ。応援してくれてありがとう。
S: 前に来た時は、アルバムを出して間もない時だったから、ファンが新曲を気に入ってくれたかどうか、ライブで演奏するまでわからなかったんだ。だから新しいアルバムを気に入ってくれるといいな。前作よりも良い出来だと思うよ。
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ここから、新たなコラボレーションを生み出していきたい。

